尻尾よりも、肛門がかわいくなったら、離れられない。
(柴犬)
親愛なる君に

柴犬を題材にした川柳集『犬川柳』(Shi-Ba編集部/辰巳出版)の
「柴犬魂!」編、「日本の犬編」が、面白かった。
読んでいると、ここがかわいいというより、
「ここがブサイクだから、かわいい」という愛し方なのです。
それって、「かわいいから、かわいい」より、深いですね。
「凛々しい」というより、「へたれ」でかわいい。
マニアです。
肉球がかわいいといより、肉球の匂いが好きなのです。
尻尾よりも、丸出しの肛門がかわいいのです。
お座りしている姿より、ウンチングスタイルが、かわいいのです。
帯のコピーの、最高でした。
〈なぜか柴犬を眺めていると 頑張れよと思うんです〉
と言う飼い主への柴犬からの返事。
〈おまえこそもっと気張って稼いで来い!〉

                        彰宏より。
P.S.
川柳は、日本独自のコピーですね。
川柳スタイルの本を、書きたくなりました。