落書きを、お守りのように持ってもらえる幸せ。
(小林弘典さん)
親愛なる君に

井崎正吾さんと Kiroro の金城綾乃さんの結婚式には、
たくさんのレストラン関係者がお祝いに駆けつけていました。
「中谷さん、ご無沙汰しています」と声をかけられました。
見ると、見覚えのある顔なので、一発で思い出しました。
「お台場のお店に行った時、似顔絵を描いたよね」
と、僕は言いました。
彼、小林弘典君が、お台場のレストランの店長をしている時、
たまたま僕が食べに行って、彼の似顔絵を、紙ナプキンに描いたのでした。
すると、小林君は、「まだ、持ってます」と、その絵を財布から出しまし た。
感激しました。
「まだ、捨てずに、持っていてくれたんだ」
もう、数年以上前のことでした。
さらに、凄いことがわかりました。
彼は、その絵を、僕がそのパーティに来るのを知って、
持ってきたのではなかったのです。
「あれから、お守り代わりに、ずっと財布に入れて、持ち歩いていました」
彼は、今サービスのインストラクターをしています。

                        彰宏より。
P.S.
僕は、君の落書きも、宝物としてとってあるよ。