校歌の作詞を、国語の宿題に出させるオシャレな学校だった。
(三国丘高校)
親愛なる君に

母校・三国丘高校の創立110周年のCDをいただきました。
旧制中学からの校歌や応援歌が収録されていました。
実際に聴くと、記憶より ややスローテンポなところに、味わいがあります。
応援歌は、戦時中で物資が不足していたので、記録が残っていなくて、
そのため、歌詞が何通りも分かれて伝承されているというのも、
伝統を感じます。
ライナーノーツを読んで、驚きました。
僕が高校生の時に歌っていた校歌が、
なんと、昭和23年の当時の
高校1年在校生の生徒の作詞によるものだったのです。
その年、共学校として、新制高校になりました。
そこで「国語の宿題」として、
自分たちの新しい校歌の作詞をするという課題が出されたのでした。
そういう宿題も楽しいのですが、
それを、本当に採用してしまうところも、凄い柔軟性ですね。
そういう作業が大好きな僕は、うらやましく思いました。

                        彰宏より。
P.S.
「雄雄しく立ちて半世紀」と歌っていた歌詞が、
「雄雄しく立ちて一世紀」に変わっていました。