間もなく必要になる本に、神様は、出合わせてくれる。
親愛なる君に

僕は、本を買う時、1冊だけ買うということはあまりありません。
1冊、面白い本に出合うと、
必ずそのそばに、数冊見つけてしまいます。
面白い本は、面白い本を、呼び寄せます。
結局、1冊だけ買うつもりで、数冊買ってしまいます。
本屋さんの袋を抱えて帰る時、
なんともいえない、幸せな気持ちになります。
これは、僕だけの感覚ではないようです。
田無市の松村昌子さんから、こんなお手紙をいただきました。

〈いつもは、中谷本がよくそろっている新宿高島屋近くの
紀伊國屋書店に行くのですが、
昨日は、たまたま高田馬場芳林堂書店に行きました。
すると、このお店も、よくそろっていて、
新刊の1冊を買うつもりが、気がつくと5冊買っておりました。
その日、昼間、腹の立つことがあって、夜眠れなくなりました。
そこで、中谷本を取り出して、読み始めると、気持ちがおさまって、眠れました。
中谷本5冊を買ったのは、偶然じゃなかったんですね。
「今夜、この5冊がないと、眠れなくなるよ」と目に見えない何かが、
5冊とめぐりあわせてくれた気がします〉

本って、いま必要なだけじゃなくて、
その後、必要になることを予言してたりするんですね。

                        彰宏より。
P.S.
たまに、いつもと違う本屋さんに行ってみるのも、面白いですね。