笑ってる人には、テレパシーが通じる。
(門倉豪 君)
親愛なる君に

今年のダンスのデモは、フォーメーションを踊りました。
たくさん、初めてのことを、体験しました。

1.先生と踊るのではなく、生徒同士で踊ること。
2.1組ではなく、3組でシンクロして踊ること。

週2日、年100日、習って、まる4年がたちました。
男で、このペースで習っているのは、先輩のほうになりました。
6人の中で、いちばん先輩なので、
しっかりしないといけないという気も使います。
今まで、いかに、先生と踊るからと、甘えていたことがわかりました。
あらためて、ベーシックの大切さを見直す、いい機会になりました。
と同時に、4年間、ベーシックをコツコツやっていて、良かったと実感しました。
今回は、門倉豪 君が、ワルツでデモデビューしました。
門倉君は、僕の本を読んで始めたので、僕は責任を感じています。
営業をしている門倉君は、いつもニコニコして、笑顔が爽やかです。
しかも、門倉君の出番は、アマチュアデモンストレーションのトップ。
300人の前で踊るのは、緊張しても、仕方がありません。
ところが、驚きました。
登場した門倉君は、満面の笑顔でした。
万馬券が当たったのが、たった今、わかったような笑顔で、登場しました。
「いいぞ、門倉君、その笑顔だ」
僕は、つぶやきました。
門倉君は、最後まで、その笑顔で踊りきりました。
あとで、門倉君は、言いました。
「中谷さんの、『いいぞ、その笑顔だ』と言うのが、聞こえたんです。
よし、この調子で行こうって、思いました」
不思議なことでした。
300人いる大きな会場で、つぶやきが聞こえるはずがないのに、
門倉君とテレパシーで、通じていたのです。
僕らのチームの出番の時に、みんなに言いました。
「門倉スマイルで、行こうね」
門倉君に、ダンスで大切なことを教わりました。

                        彰宏より。
P.S.
次は、門倉君を、いい人から、モテモテ君に変身させるのが、
目標です。(もう、なり始めたよ)