中谷本は、ポスト・イットの落書きの「こんなん企画」から生まれる。
親愛なる君に

出版社の編集者に会うと、必ず、こう言われます。
「あれだけたくさん書かれていますから、もう、今から、割り込んで
お願いすることなんて、できないでしょうね」
「そんなことは、ないですよ。いつでも、言って下さい」
と答えると、たいてい驚かれます。
「なんかキッカケがないと、お願いできないかと、
ずっと遠慮していました」
まったく、そんなことはありません。
「それでは、さっそく、企画書を練り上げて、ご相談させていただきます」
「あ、企画書は、要りませんよ」
そう言うと、また驚かれます。
スピード命の中谷本は、「ご挨拶」と「企画書」が苦手です。
「あんなん」「こんなん」と、75ミリ四方のポスト・イットでの落書きで、
できる企画が、いちばん面白いのです。

                        彰宏より。
P.S.
それをいちばん知っているのは、ダイヤモンド社の土江英明編集長です。
なんのコネもない出版社の編集者の皆さんからの「こんなん企画」、
お待ちしています。