網が破れても、金魚はすくえる。
(金魚すくいのコツ)
親愛なる君に

大阪の夜店では、冬でも「金魚すくい」を、やってます。
僕は、子供会で、「金魚すくい」の営業をしたことがあります。
紙の網を張るところからやったので、
金魚すくいのコツを、つかみました。
経営者のサイドに立ってみると、いろんなことが見えるものです。

【1】狙った金魚は、水の中で追いかけず、
   空中で追いかけて、網を最後に水に入れる。
   水の中に網を入れて待機するのは、もってのほか。

【2】金魚は、たくさんいるところを狙いがちだけど、
   視点が定まらないので、1匹だけ離れている金魚を狙う。
   たくさんいるほうを狙っている人が、多い。

【3】網は、水の中では、水平に動かす。
   ほとんどの人が、金魚の重みではなく、水圧で網が破れる。

【4】網に金魚が乗ったら、上に上げずに、
   水を切るように、左右に振りながら、上げていく。
   たいてい、あせって上に上げるので、重みで網が破れる。

【5】手首とひじは動かさず、背中から動かす。

【6】金魚は、網の中央ではなく、端ですくう。
   端のほうが、紙の強度が強い。
   できれば、金網の枠に当てる。

僕は、紙がなくなって、針金だけでも、すくえます。
僕は、網ですくうふりをして、
実は、親指と人さし指の間の水かきの部分で、すくってます。

                        彰宏より。
P.S.
金魚すくいのコツは、ボールルームダンスと同じなので、
元シンクロの選手で、手に水かきのある小野真弓先生は、
きっと金魚すくいが得意です。