留守電のメッセージが、ポエムになる人。
(東正任さん)
親愛なる君に

留守番電話のメッセージを残す達人は、怪人・東正任師です。
留守電になってると、たいていは、事務的にメッセージを残すのが精一杯なのに、
東さんの留守電のメッセージは、まるでポエムです。
朝一番から、朝焼けの描写から始まって、
「……そんな今日この頃、お元気でしょうか、東正任です」
と、ラジオのパーソナリティーのノリです。
普通は、相手に電話をかけて、留守電になってたら、いったん電話を切って
改めて、留守電に入れる心構えを作ってかけ直すのが、
東さんは、1回目から「朝焼けの中……」なので、さすがです。
その話を東さんにしたら、
「中谷さんの人生そのものが、叙情詩ですから」と、おほめの言葉をいただきました。
東さんは、僕の本に、本当は、もっと登場させたいのですが、
たくさん出すぎると、重みがなくなるので、小出しにしています。
「どんどん、登場させてください」
ということなので、これから、レギュラーメンバーになっていただこうと思います。
なにしろ、エピソードがギター持って歩いているような人なので、
ネタはなくなりません。
本の中のレギュラーメンバーというのも、面白いですね。

                        彰宏より。
P.S.
東さんのサイトのトップページの谷内六郎風の絵が好き です。
田舎の小学校の校庭で、犬が小さく動くのが、好きです。