1人の時は、食べているヒマはない。
親愛なる君に

僕の食事は、1人で食べる時と、2人で食べる時では、
まったく、違います。
2人で食べる時は、30分かけて、好きな人に、何をご馳走しようかと
一生懸命、全精力を傾けて、1人企画会議を開きます。
そして、食べる時も、ただ食べるだけでなく、お店の人と共謀して、
お姫様状態にする、あの手この手の小細工を弄します。
食べながら、デザートは、どこのお店で、コーヒーはどこで飲むかを考え、
それだけでなく、次回のデートで、どこのお店で何を食べるかが、
まるで、オリンピック誘致のように、複数エントリーする作業が、
並行して行われます。
それにひきかえ、1人の時は、
執筆と食事だったら、執筆を取ります。
パソコンに向かいながら、発芽玄米パックを、チンして、
タマゴをかけて食べれば、チン2分+食べる1分=以上3分で、終了です。
書きたいことが山のようにあるのに、
食べている時間がもったいない感じです。
夕食が、その日の第1食ということも、珍しくありません。
だからこそ、好きな人と食べる食事は、真剣に食べたいのです。

                        彰宏より。
P.S.
そんな僕の忙しさを知っていて、
ご馳走してもらうより、時間をさいて、一緒に食べることに感謝してくれる君が好き。