本は、いつもそばにいて、必要な時にひょっこり現れるよ。
親愛なる君に

〈中谷本を初めて読んだと思ったら、
もうすでに、私の本棚に、何冊も中谷本が、前からあるのを発見しました〉
というお手紙を、いただきました。
僕も、本を最初に読む時は、タイトルで読み始めるので、
著者が誰かは、あまり意識しません。
面白い本に出合って、書いた人を意識して見てみると、
本棚から、ぞろぞろ出てきます。
それが、本との出合いです。
そして、作家との出会いでもあります。

(1)面白い本と出合う。
(2)その作家と、前から出会っていたことに気づく。
(3)前に読んだ本を読み返して、再び出合う。

〈本棚から、ひょっこり現れてきたんです〉
と、お手紙には書かれていました。
そうですね、本は、本棚でひっそり待っていて、
必要な時に、ひょっこり現れてくるんですね。

                        彰宏より。
P.S.
いつも、そばにいて、必要な時に、現れるよ。