ごまかさない人には、感動する。
(竹岡広信先生)
親愛なる君に

『プロジェクトX』のあとに始まった
『プロフェッショナル 仕事の流儀』も、面白い。
『ドラゴン桜』の英語の先生のモデルになった竹岡広信先生に、感動しました。

〈壁に当たっても、逃げるな。跳ね返されても、必ず、何かがつかめる〉
〈キッカケがあれば、自ら伸びる〉
〈教えることで、いちばん大切なことは、ごまかさないこと〉
〈早く片づけようとしないで、ゆっくりゆっくり、じわじわと行く〉
〈うまくいかなくても、全力出したという経験が大事〉

耳が不自由な生徒のために、話す内容をすべて黒板に板書した。
その最後の授業に、竹岡先生はこう板書した。
〈一番うれしかったことは、こんな授業をしたのに、
あんたらは文句を言わなかったこと。
あんたらはえらい!! よって合格して来い〉

最後の授業のあと、別の女の子が、先生に感謝の手紙を持ってきた。
右手が不自由な自分も、勇気をもらいましたと彼女は言った。
女の子はうれしそうな顔なのに、竹岡先生のほうが、涙ぐんで言った。
「返事書くから、住所、書いといて」
本番に向かう生徒たちに、渡したプレゼントは「なにくそ」と自筆した鉛筆でした。
先生って、凄い仕事なんだなと感動しました。
先生の授業を、受けたいと、思いました。
僕は、受験生に戻って、見てしまいました。

                        彰宏より。
P.S.
熱がこもっていく中で、先生のシャツが、どんどん出てくるのが、かっこよかった。