おでんと関東煮は、別物だ。
親愛なる君に

台湾のセブン‐イレブンに入ると、日本と同じ、関東煮の香りがしました。
僕の好きな具ベスト3は、大根・ジャガイモ・タコ、番外で すじ肉です。
僕の子供の頃、大阪には、「おでん」なんてありませんでした。
あったのは、「カントダキ」です。
漢字で、「関東煮」と書いて「カントダキ」と読みます。
大阪では、煮ることを、炊くと言います。
「かんとう」ではなく「かんと」となるのが、大阪弁です。
おでんの語源は、名古屋の味噌田楽なので、
「おでん」と「関東煮」は、別物なのです。
味噌田楽は、当時、大阪の市場にはありませんでした。
東京でいうところの「おでん」は、味噌田楽ではありません。
東京のほうが、「おでん」を、混同しているのです。
コンビニに入ると、漂っている香りは、
「味噌田楽」ではなくて「関東煮」です。
大阪では、東京の混同した「おでん」を「関東煮」として、
発展させました。
市場の中には、必ず「関東煮」の店がありました。
とうとう銀座に凄い店があったことがわかりました。
「関西風関東煮」の店。さすが。

                        彰宏より。
P.S.
今度、一緒に、関東煮を食べに行こう。