取り壊される自分の家に、行ってきた。
(エビスグランドボウル解体作業)
親愛なる君に

閉館になったエビスグランドボウルに、行ってきました。
行く前に、ドキドキしました。
ちょっと、怖かったです。
入り口は、「閉館」の張り紙がなければ、
まだ営業中と、まったく変わりありませんでした。
実際、いまだに、知らないでお客さんが入ってくるそうです。
中に一歩入ると、凄いホコリに、むせ返りました。
引っ越す時に物がなくなった家を見ると、
「こんなに広かったんだ」と思うのと、同じ感覚でした。
レーンが取り除かれ、天井にわずかに残るモニター画面などが、
「ここに、レーンがあって、4年半、毎日、通い続けた」ということを、
思い出させてくれました。
鶴見社長、お嬢さんの裕子さん、松下副支配人と、記念写真を撮りました。
社長は、思い出を書こうとしているんだけど、
感極まって、なかなか書けないと言ってました。
僕の頭の中では、ピンの音が、鳴り響いていました。

                        彰宏より。
P.S.
エビスグランドボウルは34年間で閉店。
うちの実家のスナックが35年間で閉店。
不思議な縁を、また、感じました。