意表をつく返事には、感動する。
(ツタヤで見た好青年)
親愛なる君に

日常の中の、ほんの小さなセリフに感動することがあります。
六本木ヒルズのツタヤで、DVDを借りている時のことでした。
隣のカウンターで、カップルが新作DVDを借りていました。
「レンタル期間は、どうされますか? 当日というのも、ありますが」
と、店員さんが説明しました。
「当日?」
マジメそうな彼のほうが、店員さんに聞きました。
「明日の朝10時までにご返却いただけますと、当日扱いで、お安くなりますが」
彼は、時計を見ました。
その時、夜の11時ごろでした。
彼は、こう言いました。
「ああ……朝の10時ですか……自信ありません」
この返事には、意表をつかれました。
ボケではなく、マジメに応対したのです。
「自信ありません」という言葉に、逆に、自信を感じました。
「ムリなので、1泊2日にしてください」と言う人より、
好感が持てました。

                        彰宏より。
P.S.
「頑張れば、大丈夫だよ」と、心の中で、声援を送りました。