雑音は、楽しい。
(長谷川慶太郎さん月刊CD情報)
親愛なる君に

僕は、ラジオ・コマーシャルを作っていたので、
ノイズや音には、職業病的に、敏感です。
嫌いなのではなくて、好きなのです。
アダルトビデオに、街のお祭りの声が入っているものがありました。
それが、違和感があって、セクシーでした。
撮影場所の外に、子供たちが遊んでいる声が聞こえるのも、
ちょっと、ドキドキしました。
長谷川慶太郎さんの月刊CD情報『世界は変わる日本が動く』(ビジネス社)
が大変勉強になるので、定期購読しています。
最近は、長谷川さんが、書斎で録音をされていて、
ときおり、FAXが入ってくる音が、聞こえたりします。
それが、まさに、長谷川さんの書斎で、
お話を直接うかがっているような臨場感が、味わえます。
気が散るのではなく、逆に、緊張して聴けるのです。
身のまわりの楽しい雑音に、耳を傾けてみてください。

                        彰宏より。
P.S.
雑音が取り除かれないような本作りを、したいなと思います。