1人でいる時も、誰かと話している。
親愛なる君に

僕は、どうやら独り言を、いつも言ってるようです。
自分では、気づきませんでした。
独り言ではなくて、誰かと話をしているようなのです。
誰もいないのに、「うん」とか「たしかに」とか、うなずいていたりします。
だから、僕のひと言目は、実はひと言目ではなくて、返事なのです。
いきなり話の途中から始まったりするのも、
誰かと話しているからです。
メールも「僕は」と書くところを、
「僕も」と無意識に書いていることがあります。
これも、誰かに返事をしているのです。
講演で話す時も、誰かとやり取りをしている感じです。
本を書く時も、誰かの返事を聞きながら、書いているのです。

                        彰宏より。
P.S.
不気味がらないでね。
子供には、よくあることですから。