いまだに、モノボケを、1人でしている。
親愛なる君に

大阪にあって、東京にないギャグが、「モノボケ」です。
大阪に、オヤジギャグがないのは、
ギャグの種類が多いからです。
僕は、モノボケが大好きで、子供の頃から、友達同士でしていました。
お笑い番組で、「モノボケ」をする番組があったけど、
さすがに東のお笑いタレントさんは、「モノボケ」を勘違いしていました。
「モノボケ」とは、そのもので、変なことや格好をすることではなくて、
そのものを、何かに見立てるという遊びです。
『はねトび』の「カレーができたわよ」のコーナーは、
もっともよくできた「モノボケ」コーナーです。
ロバートの馬場さんが、一番モノボケの本質をとらえています。
一番噴き出すのは、もっともそのものから遠いものを結びつけて、
その動きをしながら、
ひと言、見立てたものを表すセリフを言うことです。
子供のころしていたモノボケのクセが、いまだに抜けなくて、
1人でやっています。

                        彰宏より。
P.S.
具体例を挙げたいんだけど、文字にすると、インパクトがないのが、
モノボケの特徴なのです。