案山子は、知恵の神様。
親愛なる君に

映画に出てくる案山子(かかし)は、
神様の象徴になっていることが多い。
案山子は、もともと「嗅がし」で、獣の匂いをつけて、
鳥や小動物を追い払って、作物を守った。
古事記には、「天下のすべてを知る知恵の神」と書かれています。
オオクニヌシノミコトの右腕のスクナビコナノカミが、
案山子の元祖だそうです。
『運命の饗宴』では、イエスさまの象徴になっています。
『ハウルの動く城』では、王子様の化身でした。
『スケアクロウ』では、ケンカをガマンする男のシンボルでした。
さだまさしさんの『案山子』では、ご先祖さまでした。
力が抜けて、とぼけた感じが、懐の深さを感じさせますね。

                        彰宏より。
P.S.
最近、どこかで、案山子を見ましたか?