ワールドカップをテレビで応援する時は、窓を開けて、
まわりの歓声も楽しもう。
親愛なる君に

いよいよサッカー ワールドカップ・ドイツ大会が始まります。
こういうイベントを、テレビで応援する時の、楽しみ方があります。
それは、窓を開けて、見ることです。
これくらいの季節が、ちょうどいいですね。
シュートが、コーナーポストをかすめて外れた時の
「あーっ」という ため息が、どこかの家から、聞こえてきます。
見事なシュートが決まった時、
「きゃーっ」という歓声と、拍手が、どこかの家から聞こえてきます。
この瞬間、大都会でも、大勢の人と一緒に暮らし、
一緒に、何かを感じている幸せを味わうことができます。
僕の子供の頃は、夏場は、外を歩いていても、
ナイターの中継を見ているランニング姿のおじさんを見ることができました。
ふだんは、隣にどんな人が住んでるかわからないマンション暮らしの人でも、
こんなことがあると、急に、親近感がわいてくるのです。
ぜひ、ワールドカップは、窓を開けて、どこかの家の歓声も楽しんで下さい。

                        彰宏より。
P.S.
子供の頃、阪神のバッターがヒットを打つたびに、
母親の拍手が、聞こえていました。