病室で読まれた本は、幸せでした。
(岡田眞澄さん&恵子さん)
親愛なる君に

岡田真澄さんの奥様から、お手紙をいただきました。

〈昨年、手術のため、入院した時、病室で中谷さんのご本を見つけました。
入院荷物のグレーのバッグの中には、
「食道の手術だから、キリンのお人形ね」と娘が選んだピンクと黄色の水玉模様の
ぬいぐるみ。
「自分の物はないの?」と思いましたが、その中に、
中谷さんのご執筆がありました。
私は、パパが、お昼寝をしている間、何度も、その本を読ませて頂いておりました〉

お別れの会の後、『これから、いつも、一緒だよ。』(PHP研究所)を、
お送りしました。

〈昨日、又、ご著書を賜り、ゆうべはひとりで読ませて頂きました。
そして、ぐっすり眠ることができました。
沢山の言葉が心に届き、本当に安らいだ気持ちでめざめる事もできました〉

岡田さんの病室にあって、
真澄さんと恵子さんに読んでいただいた僕の本は、幸せです。

                        彰宏より。
P.S.
バラ一輪の便せんに、岡田さんの笑顔が、浮かびました。