もう一度、見直したくなるようなパンフがいい。
親愛なる君に

映画のパンフレットの中にも、読みごたえのあるものと、ないものがあります。
いいパンフレットの条件。

(1) 内容量がある。
 
チラシと大して変わりなく、パンフを作るという思い入れのないのも、
時々あります。
チラシとパンフは、違うのです。

(2) 文字が読みやすい。
 
デザイナーが凝りすぎて、文字が小さくて、まったく読めない。
それは、デザイナーの自己満足型のパンフです。

(3) 出演者名が小さな役まできっちり書いてある。

これは、最近のパンフの傾向で、
主たる登場人物しか俳優名が書かれていません。
映画を見ていて、あれは誰だろうと気になるので、
パンフで確認しようとしているのです。
なのに、これも、パンフと同じくらいの人数しか紹介されていないパンフが多い。
ただ名前を書くだけでなく、「犬を連れたおじさん」とか「帽子の美少女」とか
書かれていると、ファンになれるのです。
役者も、うれしいのにね。
エンドクレジットタイトルも、きっちり書いてほしいですね。
もう一度、見直したくなるようなパンフが、いいですね。

                        彰宏より。
P.S.
伊丹十三監督作品は、パンフにこだわってて、すばらしかった。