好きなことをしていると、仲間に一番会える。
(プロボウラー奥伸一さん)

親愛なる君に

プロボウラーの奥伸一さんが、天国に旅立たれました。
奥プロは、僕の本に、お辞儀のきれいな人として、
登場します。
奥プロは、本を持って、「家で自慢します」と
喜んでおられました。
体調が悪くなって、手術をするようになっても、
奥プロは、毎日、長時間、ボウリング場で練習をされていました。
僕が、最後にお会いしたのも、ボウリング場でした。
そんなに、ボウリングが好きなプロボウラーでした。
体調が芳しくなくなればなくなるほど、ボウリング場にいたのは、
ボウリングを通じて知り合った仲間に、
最期の挨拶をするためだったのでしょう。
棺の奥プロのお顔は、いつもほめてくれた
優しい笑顔でした。
祭壇の遺影は、ボウリングシャツでした。
きっと、天国のリーグで、新人として投げておられると思います。

                        彰宏より。
P.S.
ボウリングシャツの奥プロに、
教えていただいた きれいなお辞儀をしました。