「よろし、おあがり」は、不思議な呪文。
親愛なる君に

大学受験で東京の旅館に泊まった時、
給仕をしてくださった仲居さんに、
食事のあと、「ごちそうさまでした」って言ったら、
「お粗末さまでした」と言われました。
思わず、「とんでも、ございません」と返事をしてしまいました。
どこに行っても、「お粗末さまでした」と言われて、
びっくりしてました。
「ごちそうさま」に返す言葉だとは知りませんでした。
大阪では、母親が、
「よろし、おあがり」と言ってました。
我が家だけではなくて、
京都の旅館でも、「よろし、おあがりやす」でした。
「よろし、おあがり」は、不思議な呪文のような言葉で、好きです。

                        彰宏より。
P.S.
僕は、どう言ってるかというと、
「ごちそうさまでした」と女の子に言われると、
「今度は、何を食べようか」と言ってます。