戦争映画では、エンディングタイトルが、泣ける。
(映画の楽しい観方 (5) )
親愛なる君に

戦争映画は、マーチが明るいほど、切ない。
戦争映画のテーマ曲は、マーチがよく使われます。
曲調が、明るいのが、逆に、涙を誘うのです。
僕のお気に入りの戦争映画マーチベスト3は、
『史上最大の作戦』『戦場にかける橋』『大脱走』です。
マーチが、もっとも生きるのが、エンディングタイトルです。
軽やかな明るいマーチに乗って、
登場人物が紹介されます。
戦争映画では、ほとんどの登場人物が、
帰らぬ人となります。
その帰らぬ人たちが、振り返りながら、
こちらを向いて、ニッコリと笑うのです。
「ああ、あの人も、あの人も、帰らぬ人になった」
と、ハッピーエンドなのに、キュンとなるのです。
だから、戦争映画では、特にマーチがかかったら、
トイレに行きたくてもガマンして、最後まで味わいましょう。

                        彰宏より。
P.S.
エンディングを見ているふりで、
こっそり涙をふきましょう。