ニューミュージックと演歌の境目は、なかった。
親愛なる君に

子供の頃、演歌は、お年寄りが聴くものと思っていました。
ある時、実家のスナックを手伝っていた妹が、
「最近、演歌の味がわかってきた」
と言った時、驚きました。
昔のでっかい8トラックのカラオケには、
ニューミュージックは少なく、ほとんどが演歌でした。
わずかに、ニューミュージック系で入っていたのが、
中島みゆきさんと因幡晃さんと五輪真弓さんでした。
だから、どちらも好きでした。
でも、実は、ニューミュージックと演歌は、
かなり似ていることに、気づきました。
演歌歌手の人が、ニューミュージック系のアーティストに
曲を依頼するようになって、ますます、演歌とニューミュージックの
境目がなくなりました。
アリスの谷村新司さんや堀内孝雄さんも、
そういえば、昔から、演歌でした。
ちなみに、アリスは、アリスになる前は、
ロック・キャンディーズというお笑いのようなバンド名でした。

                        彰宏より。
P.S.
リュウさんの歌う韓国語版『冬の恋歌』が、
因幡晃さんの歌い方に、そっくりです。