湯島聖堂では、今も、講義が行われている。
親愛なる君に

『教職の達人』のDVDを、湯島聖堂で撮影しました。
湯島聖堂と僕との関係は、高校生から始まります。
さだまさしさんの名曲『檸檬』で知る。
予備校時代、デートコースでした。
それから、27年して、初めて「大成殿」の中に入りました。
新たな発見が、3つ。

(1) 「大成殿」の中は、意外にシンプル。
小さな孔子像が、暗い中に鎮座していらっしゃいました。

(2) 壁で止まる行き止まりの階段が、昔から不思議でした。
昔の絵を見ると、隣に昌平坂学問所があって、
そこにつながる階段だったのです。
歴史を見ると、何度も火事や空襲で、
焼けていることがわかりました。

(3) 今でも、講義が行われていること。
由緒正しきトイレのドアに「講義中ですので、静かに閉めること」
という注意書きが、書かれていました。
講義内容を見ると、「中国中世の貴族の嗜好」というのが、
面白そうでした。
湯島聖堂は、現役の学校でした。

                        彰宏より。
P.S.
講義室には、昔、社会の先生が教室に運んできた
三脚でぶら下げる中国の地図がぶら下がっていて、懐かしかった。