チョコレートは、パッケージがおいしかった。
親愛なる君に

子供の頃のチョコレートは、
味よりも、パッケージで覚えています。
駄菓子屋さんにあったのが、
「チョコシガレット」(トンボ製菓)。
「エイトマン」が、ベルトから出して吸う
電子頭脳強化剤のタバコのマネ用でした。
筒型の「マーブルチョコレート」(明治製菓)は、
筒を開ける時のポンという手ごたえが、快感でした。
「フィンガーチョコレート」(森永製菓)のように、
銀紙でくるまれたのも、たくさんありました。
「チョコベビー」(明治製菓)は、粒々チョコが、
プラスチック容器に入っていました。
「ハイクラウン」(森永製菓)は、
完全にタバコの箱で、よそ行きのチョコでした。
大人のビターな味でした。

                        彰宏より。
P.S.
君は、どんなチョコレートを、覚えてる?