インタビューを聴くと、その選手のセンスがわかる。
(新庄剛志選手)
親愛なる君に

インタビューを聴くと、その選手のセンスに差が出ます。
新庄選手のスバ抜けたセンスは、引退インタビューにも
発揮されていました。
「プロ野球人生で心に残る出来事をひとつ挙げるなら?」
お約束の質問には、
「どれもこれも、忘れられません」
というのが、一番つまらない答えです。
さすが、新庄選手は、違いました。
97年のオールスター戦を挙げました。
この年、新庄選手は、極度の打撃不振。
阪神を含むセリーグの応援団から、応援をボイコットされました。
スタンドには「こんな成績で出場するな。恥を知れ」の横断幕。
打席に入ると、ペットボトルが投げ込まれ、試合は10分間中断。
そのあと、打てば絵になるんだけど、三振。
次の打席は、ダブルプレー。
セリーグの監督は、長嶋茂雄監督。
この場面を挙げるところが、新庄選手が、スターである証です。

                        彰宏より。
P.S.
どんな成績でも、出続けることが、強くなるために必要なのです。