雀鬼・桜井章一さんは、人を育てる一流の教育者だ。
親愛なる君に

日本教育大学院大学で、講演をしました。
集まってくださったのは、現役の校長先生や教頭先生、
それから、これから先生になる若い人たちでした。
聴いてくださった方の中で、ある付属高校の教頭先生から、
こんなメールをいただきました。

〈大変、勇気付けられるお話をしていただきありがとうございました。
私は、もともと雀鬼会会長の桜井章一氏の書物を読んで、
尊敬共鳴している人間です。
いつの日か、師匠格の桜井先生にお会いしたいものだと思いながら、
教育の現場に身を投じております。
そんな私があるときふと目にしたのが、
中谷先生の御著書『なぜあの人は強いのか』です。
中谷先生と桜井先生が対談され意気投合されている状況が
その場にまるで私もいるかのように伝わってまいりまして、
是非、中谷先生の感性やお人柄の一端に触れたいと思い、
今回の講演会に参加した次第です。
思ったとおり、多くの人々と出会い対談されてきた人間の厚みを感じさせる方で、
素敵な生き方をされているなあと思い、
お会いできて良かったと感謝しております。
(中略)
「教育者が心を消耗させない秘訣は、エラーを許し、次のチャンスを与えること」
そして「教育は冒険である。育師は、冒険家である。」という話は、
とても心に残り、人を育てるこの仕事が、
自分の中でいままで以上にエキサイティングでやりがいのあるものとして
映りはじめています〉

教頭先生で、桜井章一さんに薫陶を受けているという点で、
素晴らしい先生だと思います。
桜井さんは、一流の教育者だと、改めて、痛感させられました。

                        彰宏より。
P.S.
マスコミでは、先生たちのだらしなさばかりが取りあげられるけど、
こんな素晴らしい先生もいるということが、僕のほうが、勇気づけられました。