2つのコントが、合体する快感。
(『サラリーマンNEO』年末スペシャル)
親愛なる君に

『サラリーマンNEO』の年末スペシャルを見ました。
またまた、新境地が、たくさんありました。

新境地 (1)
これまでの2つの別のコントが、合体。
「よくある風景」に「がんばれ川上くん」が登場。
全然関係ない話が、つながったような、ドラマのような感動がありました。
安全地帯の川上くんのテーマ曲をかけるだけで、
別のコントに飛び込んだ川上くんを紹介できてしまうところが凄い。

新境地 (2)
川上くん役の沢村一樹さんが、
前のコントで残ってしまった田口浩正さんの鞄を、
華麗に蹴飛ばしたこと。
これは、やられた。
通常は、ここでの鞄のさばきが難しいので、
田口さんに最初から鞄を持たせるのはやめましょうとなるか、
「忘れましょう」とカメラアングルで、切ってしまうのが定石。
あえて、それを蹴飛ばすことで、
「はい、ここからは『がんばれ川上くん』」とアピールした。

新境地 (3)
ゲストの小松政夫さんが小松ワールドを展開する中で、
芝居が始まる前に、生瀬勝久さんがコネタをしていた。
空揚げ定食が運ばれてきた時に、
途中のメールを打ち終えて片づけるコネタ。
生瀬さんは、本ネタではゲストを立てて、
自分は、芝居前のコネタでしっかりと存在感を出している。

                        彰宏より。
P.S.
もし僕が役を自分で作るとしたら、
クリスマスの大衆食堂で、奥で黙々と食べている男をやりたい。