年賀状の失敗作が届いたら、それは、愛がある。
親愛なる君に

年賀状って、不思議ですね。
ちゃんと書かなくちゃと思う人ほど、なんか失敗しますね。
力んじゃうんですね。
だから、もらう側からすると、なんか失敗作をもらったら、
「ひょっとしたら、自分のことを……」
って考えながら見るのは、おめでたい僕だけかな。
だから、失敗作でも、クヨクヨしないで、出していいんだよね。
失敗した年賀状の言い訳が、
年が明ける前に、
「年賀状、失敗したけど、手を抜いてるわけじゃないので、笑ってね」
なんてメールで届くのも、今っぽくていいね。

                        彰宏より。
P.S.
年賀状を書くのが遅くなって、
大晦日の晩に、自転車でポストに入れにきた中学1年の同級生の西川君の
メガネが、ふと思い出された。