お客さんの中にプロがいるから、大阪の講演は油断ならない。
(桂小米朝師匠)
親愛なる君に

前に、木村政雄さんが、吉本をお辞めになって、
有名塾を立ち上げられた時に、
キックオフセミナーに、呼んでいただきました。
この日、集まったお客さんは、(どういう集団やねん)というくらい、
年齢も、キャラも、バラバラなお客さんでした。
レジュメトークではなく、アドリブのデパートの屋上トークをしました。
その時、なんと会場で、小米朝師匠が聞いてらっしゃって、
新聞に、紹介してくださいました。
「落語家でもない人がこんなに面白く話されたのでは、
落語家は、かなり勉強しなければならない」
小米朝師匠がいらっしゃるのがわかっていたら、
ちょっと緊張して、すべったに違いありません。
「ありがとうございました」とお手紙を書いたら、
ご丁寧に、楽屋から、直接ご本人から、お電話をいただきました。
ずっと、落語の本を書きたいと思っていました。

                        彰宏より。
P.S.
そう言えば、もっと昔に、大阪のテレビ局のゲストに呼んでいただいた時に、
「中谷さんは、小米朝師匠に、似てるね」
と、プロデューサーに言われたことがありました。
この頃から、なにか、ご縁があったのですね。