早稲田の演劇科を出て、算数の先生になった同級生。
(宮本哲也さん)
親愛なる君に

『情熱大陸』(TBS系)を見ていると、
世の中には面白い人がたくさんいるなあと、感動します。
カリスマ算数塾講師・宮本哲也さんの紹介も、
(おもろい人やな。同い年やし。どういう経歴のひと?)
と思って見てました。
高校中退して、大検から、東大受験。
(根性ある人やなあ)

〈うちは進学塾ではなくて、算数塾。
生きる力としての学力をみにつければ、副産物で、合格も手に入る〉

授業は一切しないで、だまって、足し算パズルの問題を渡して、
正解・不正解を言うだけ。
パズル問題集は、ベストセラーで、売り切れ。
15分くらい過ぎたあたりで、僕は、つぶやきました。
(あれ、宮本君やん)
なんと、早稲田大学の文学部の演劇専攻の同級生でした。
たかだか30人しかいない演劇科の出席を取る声が、聞こえてきました。
中谷彰宏君、原田宗典君、宮本哲也君……。
番組では、趣味のスキューバダイビングの映像が、紹介されてる。
(あっ、そうや、タヒチで、会うたんや)
もう、15年くらい前です。
僕は、テレビの番組の撮影で、タヒチに着いたばかりでした。
タヒチのパペーテ空港で、「中谷君」と肩をたたかれました。
「宮本君、何しに行くの」
「ボラボラ島に、スキューバ」
「仕事、何してんの?」
「塾の先生してる」
「何の科目、教えてるん?」
「算数」
文学部の演劇科出て、算数教えてるって、不思議やなと思ったのを
覚えています。

                        彰宏より。
P.S.
そう考えると、演劇科って、個性派ぞろいですね。