ノウハウ本やハウ・ツー本は、奥が深い。
(鷲田小彌太先生著『人生の哲学』)
親愛なる君に

鷲田小彌太先生の『人生の哲学』が、面白かった。

〈哲学の中で、処世術は、低く見られすぎているけど、
実人生に生かすという意味では、もっとも大切だ。〉

たしかに、よく、「ノウハウ本の類は、あまり読まない」
という言い方をする人は、「ノウハウ本」を低く見ている。
書いている人ですら、
「しょせん、ハウ・ツー作家ですから」と卑下したりする。
こういう考えこそ、哲学という看板に、
振り回されてしまっているに違いない。
鷲田先生の切り口は、痛快だ。

〈幸福論の真髄は、仕事論。
幸福は、仕事を通してでしか、得られない。〉

〈清貧は、豊かを経験してからでないと、得られない。〉

鷲田先生の本を読んでると、哲学って、気持ちいいもんですね。

                        彰宏より。
P.S.
『面達』は、なんとなく、自分では、哲学書なんだなって感じてたけど、
鷲田先生のお話で、自信が持てました。

P.S.2
銀座やススキノで修行していることも、哲学ですね。