結婚式には、男同士の熱い友情がある。
(笑福亭鶴瓶さんと宅間孝行さん)
親愛なる君に

大河内奈々子さんと宅間孝行さんの結婚式は、
人前結婚式でした。
僕は、人前結婚式って、初めて参列しました。

「それでは、シンプ、入場」
となった時、(あれっ、お父さんがここにいてはるのに、
腕組んで、出てくるんと違うん)って思っていたら、
ニコニコ笑いながら、鶴瓶さんが神父さんの格好で登場。
「出オチって、いややあ」と言いながら、
2日前に「シンプ役」と言われて、
てっきり「新婦さんの格好」というギャグと思って、
「カツラ、用意しといてね」と言っていたそうです。
ボケどころ満載の中で、「セバスチャン・学」神父は、
素敵な誓いの言葉を、進行しました。
「新郎・宅間孝行、奥さんのグチを、黙って聞けると、チカイマスカ?」
「誓います」
「新婦・大河内奈々子、旦那さんの帰りが、ちょっと遅い時でも、
信じられると、チカイマスカ?」
「誓います」
「それでは、2人の結婚に、異議のある人」
「異議あり」と手が挙がりました。
「キスを、まだ見てない」
「それでは、誓いのキスを……短めにね。
僕、奈々子ちゃん、ごっつ好きやったのに……」

宅間さんは、『タイガー&ドラゴン』で、鶴瓶さんと組長と若頭という
共演をされて依頼、一気に、仲良くなられたそうです。
奈々子ちゃんを口説いただけでなく、
大人の鶴瓶さんまで、口説いてしまった宅間さん、恐るべしです。

                        彰宏より。
P.S.
その日は、大阪で落語の高座でネタおろしをする予定があって
大変だったはずなのに、
神父さん役を引き受けられた鶴瓶さんも、さすがです。