法事は宴会、結婚式は演芸大会という日本のラテン。
(石垣島)
親愛なる君に

講演で、初めて石垣島に行ってきました。
これまでの日本最南端は、宮古島だったので、自己新記録更新です。
沖縄のすぐ近くかなと思っていたら、沖縄からさらに飛行機で50分。
緯度で言うと、台北よりも南。
地図で見ると、台湾に近いというより、すぐフィリピンなのです。
前日が28度だった気温が、その日は、14度。
地元の人も、震えていました。
海開きが、日本で最も早い3月中旬。

行ったその日は、旧正月を祝う「十六日(ジュウルクニチ)」という祝日でした。
お墓の前で親戚が集まって、旧正月に帰ってきているご先祖様と、
宴会をするという、厳かというより、にぎやかな風習です。
宮古島と沖縄でも、またそれぞれ、違うそうです。
そのため、石垣のお墓は、家々のお墓の前に、
宴会ができるスペースができています。
雨でもできるように、屋根がついているものもあります。
着席350人入るというホテルの宴会場には、
小学校の講堂にあるような立派なステージと緞帳がありました。
結婚式では、親戚がみんな集まって、演芸会が繰り広げられるそうです。
最後は、おじいおばあが、全員舞台に上がって、みんなで踊って、
クライマックスになるのです。

                        彰宏より。
P.S.
お土産は、『どっちの料理ショー』でも紹介された
ペンギン食堂のラー油を、買ってきました。