家の庭まで、星砂の島。
(竹富島)
親愛なる君に

石垣島から、竹富島に行きました。
まず、石垣島の船着き場が、空港より立派なのに驚き。
それだけ、行き来が多いというのが、わかります。
30分おきに竹富島に出ている船も、予想外に大きい。
その大きな船が、かなり揺れます。
竹富島まで、6.5キロ。
東シナ海の海は、波が荒いんだなということが、よくわかります。
マリリンに会うために泳いで4キロをわたったシロの偉さが、
改めてわかりました。
(これこれ、これが、みんなの心の中にある沖縄の風景)
という家並みが、竹富島に残されていました。
ドラマで見る沖縄っぽい風景は、沖縄よりも、竹富島に保存されています。
台風で壊れた家も、ひっくり返った家の中までも、そのままでした。
家の庭まで、さらさらの星砂です。

島の交通手段は、牛車以外は、1台のマイクロバス。
停留所もなく、手を上げて乗って、適当に降りて、
「帰りは何時ごろですか。じゃあ、このアイスクリームの のぼりあたりで」
という感じです。
運転手さんの携帯が鳴ると、「すいません。2人乗られるので、
詰めてください」という感じで、民宿でお客さんを乗せるという感じです。
「東京からですか?」
隣のお母さんに話しかけられました。
「そうなんです」
「ゆっくり、していけばいいのに」
その瞬間、僕は、鶴瓶さんの『家族に乾杯』になってました。

                        彰宏より。
P.S.
島の真ん中に「竹富小中学校」がありました。
「小中学校」に感動しました。
南の島でも、可憐な少女(明らかに旅人ではない)とすれ違ったので、
「こんにちは」と、声をかけました(心の中で)。