買おうか迷った心の声を、聞かれてしまった。
(ブセナテラスのワッフル・パジャマ)
親愛なる君に

旅行に行くと、無限の企画を思いつきます。
僕の旅は、いつも、次の旅のロケハンなのです。
これは、僕が、博報堂で、日本中・世界中ロケをしてきた時の
職業病です。
無限の企画を思いつくので、
やらなかったことの名残をお土産に、帰ります。
それが、次にそこを訪れる口実になってくれます。
ブセナテラスリゾートでは、
2年前に、日本ボウリング場協会のパネルディスカッションで来た時に、
「今度、あのコテッジに泊まろう」という名残を残していて、
実現しました。
部屋のワッフル生地のパジャマが、気持ちよかった。
(これは、家でも、着れるなあ。買って帰ろうかな)
と、ロゴショップで、見つめてました。
結局、買わないで帰ってきて、やっぱり、頭の中に残ってました。
ホテルの総支配人に、「ワッフル地のパジャマ、良かったです」
と言うのも、ためらいました。
(もろ、送って、って言ってるみたいやん)
(また、すぐ、行くし。今度は、買うし)
ブセナテラスの研修担当の百井ゆかりさんから、
お礼の手紙と箱が届きました。
(おおお)
中身は、ワッフル・パジャマ。
(ひと言も、言ってへんし)
ロゴショップで、見つめて、ぶつぶつ独り言を言ってるところを、
きっと、誰かに、見られたに違いない。
おそるべし、ブセナテラス。

                        彰宏より。
P.S.
それでも、すぐ、また行きます。