おいしいものの前では、薀蓄を垂れずに、すぐいただくのがマナー。
(美川憲一さんとステーキ「かわむら」)
親愛なる君に

ダンスの師匠・花岡浩司先生の紹介で、
予約の取れないお店で有名な銀座ステーキ「かわむら」に、
行ってきました。
この日のホストは、おいしいものを食べるためだったら、
世界中どこでも行くという東京個別指導学院の馬場信治社長ご夫妻。
スペシャルゲストは、美川憲一さん。
お客様が、帰りに次回の予約を入れていくので、
わずか8席のお店は、3か月先まで予約がいっぱいです。
1日、6時半と9時の2回、16人しかお客様が入れないところを、
4時半からお願いして、入れていただきました。
お料理は、さすがに絶品でした。
厚切りのお肉を、網の上で、時間をかけて焼いて、
うまみを閉じ込めていきます。
ナイフで切っても、赤い肉汁が出ないのが、おいしさの秘訣です。

僕は、初めてうかがったので、
(ガンコで厳しいご主人だったら、緊張するしなあ)
と、ドキドキしていました。
ところが、ご主人の河村太郎さんは、温厚で、むしろシャイな感じの
方でほっとしました。
「かわむら」が、日本一好きという女の子に聞いた話。
あるお客さんが、「かわむら」に行って、
出来上がった料理をなかなか食べずに、
薀蓄(うんちく)をたらたら垂れはじめたらしい。
確かに、そんなオヤジは、よくいる。
その時、温厚な河村さんが、びしっと言ったそうです。
「とにかく、召し上がってみてください」
そのひと言で、彼女は、河村さんのファンになったそうです。

                        彰宏より。
P.S.
能書きの多いご主人より、無愛想なくらいのご主人の
お店が好きという美川さんも、素敵な方でした。
お肉が好きで、お肉がドクターストップになっている美川さんが、
一番、お肉の味のありがたみを堪能されたと思います。