たまたま開いたページに、僕の名前があった。
(アヤコお母ちゃんの直筆日記)
親愛なる君に

コシノジュンコさんに、アヤコお母ちゃんの晩年の日記を
見せていただきました。
文庫判の「マイブック」という白紙の日記帳です。
1日1ページに、縦書きで、細かい字で、
びっしり13行くらい書かれています。
ここまで書き込むと、活字と同じくらいの大きさです。
内容も、その日あった出来事を、簡潔に書き込まれています。
1日が、いかに充実していたかもわかります。
その日会った人の名前が、びっしり出てきます。
「見て」と、ジュンコさんに見せてもらって、
ぱっと、あるページを開いて、きちんと書かれた直筆に圧倒されました。
しばらく、ページから立ち上がる魂に圧倒されてから、
おもむろに、読みはじめました。
「あっ」
驚いて、思わず、声が出ました。
たまたま開いたページなのに、そこに自分の名前を発見したのです。
「1月26日。Uの会、中谷彰宏さん、良い話。」
たまたま開いて、名前が出てくるのも感動ですが、
何よりも、そこに名前が1行でも出ていることに、
感動しました。

                        彰宏より。
P.S.
アヤコお母ちゃんの笑顔が、浮かびました。
プレゼント、ありがとう。