風や雲や波や樹や太陽や、自然と、会話しよう。
(野中ともよさん)
親愛なる君に

コシノジュンコさんの鳥スキヤキの会で、
僕の向かいに座られたのが、野中ともよさんでした。
野中さんとお会いするのは、
「ケータイ・PHSマナー標語」審査会以来、数年ぶりでした。
「ロングタイム・ノー・シー」のご挨拶をするやいなや、
野中さんは、瞬きもせず、僕の顔をじっと見て、
ぐるぐると、指で渦巻きを描くしぐさをされました。
「凄い、エネルギーがアップしてますね。
ホテルオークラの廊下で初めてお会いした時も、
ただものではない気を感じましたけど……」
それからずっと、野中さんは、じっと見続けられました。
「もう、そんなことを、してちゃ、ダメ。
そんなことをしてる場合じゃない。
あなたは、庶民のことに、気を使わなくていいの」
確かに、気は、使いすぎかなって、自分でも思ってます。
もっと、わがままで、いいのかな。
「どんなにわがまましても、しすぎじゃないの。
人間とではなく、風や雲や波や樹や太陽や、自然と、会話できる人だから」
さすがに、一瞬で、見抜かれました。
ありがたい、お言葉でした。
こうして、前に座るのも、御縁でした。
きっと、近々、一緒に、何かをすることになると感じました。

                        彰宏より。
P.S.
エネルギーを、いただきました。