リメイクのプレッシャーをはねのける北大路・万俵頭取に、感服。
(『華麗なる一族』)
親愛なる君に

今年、上半期のドラマは、経済モノの豊作でした。
『華麗なる一族』は、見る側以上に、
作り手や役者に、こんなにプレッシャーのかかる作品は
なかったでしょう。
『華麗なる一族』は、『白い巨塔』と同じくらい
僕のモノマネのネタでした。
田宮二郎ファンの僕は、
いつか、田宮さんのやった大蔵官僚・美馬の役を
やってみたいと思っていました。
僕にとっては、
何よりも、万俵大介役の北大路欣也さんが、MVPでした。
北大路さんの凄さを、あらためて認識させられました。
北大路さんの『子連れ狼』を、もう一度、見直してみたくなりました。
前作では、おとなしい青年を演じた北大路さんが
万俵頭取を演じるのですから、
今は、悪役をなかなか演じさせてもらえない木村拓哉さんが、
30年後に、万俵大介を演じるのを、楽しみにしています。

                        彰宏より。
P.S.
今では、瞬きをしない北大路・万俵大介のモノマネを、
ついついしてしまっています。