話し始めるまでの間が、一番楽しい。
(小松政夫とイッセー尾形のびーめん生活スペシャル)
親愛なる君に

イッセー尾形さんと小松政夫さんの二人芝居2007
@世田谷パブリックシアターに行ってきました。
観客の僕たちは、この2人がお芝居をすると
さぞや面白いに違いないと、無責任に期待してしまうけど、
芸風の違う相手と、組まされて芝居を作る側としては、
大変なことに違いない。
個性が強い役者であればあるほど、
通常、からみにくい。
プロレスで言うと、技をかけることより、
技をかけられることのほうが、はるかに難しいのです。
2人の名優は、からみにくささえ、
ドラマに深みを与える材料にしている感じです。
それぞれのエピソードが、違うからみ方をしているのも、
面白い。
2人が板付きで登場して、
話し始めるまでの間が、想像をかきたてられて、ドキドキします。

                        彰宏より。
P.S.
冒頭のエピソード、試合に負けたボクサーかと思ったら、
これから試合に臨む気弱なボクサーとわかって、やられました。