僕が、痛い時に、痛いと言わないのではなく、言えない理由。
親愛なる君に

僕は、歯医者さんでも、マッサージでも、
「痛い」って、言えません。
痛くないのではなくて、むしろ、かなり痛がりです。
「痛くないですか?」と聞かれると、
「大丈夫です」って、返事してしまいます。
で、歯医者さんの診察台から起き上がると、
背中が、冷や汗でびっしょり濡れていたりします。
これには、理由があります。
子供の頃、「痛い」と言うと、母親から叱られたからです。
「男の子は、痛いって、言うたらアカン。
チンチン、ついてるの」
「痛い」と言わないのではなくて、言えないのです。
チンチンを、とられないように、大人になっても
「痛い」が言えないのです。

                        彰宏より。
P.S.
泣き虫なのに、つらい時に泣かないのは、
やっぱり、涙をこぼすと、母親に叱られたからですね。