講演をするということは、地震に遭うということでもある。
(仙台講演)
親愛なる君に

台風の中、長野に講演に行った翌日は、仙台で講演でした。
東京駅に向かう途中、今度は、地震が起こりました。
長野も、1日違いで、大変なことになっていました。
上越新幹線だけでなく、東北新幹線も、止まっていました。
自分が乗る予定のかなり前の電車が、東京駅で止まっていました。
新潟で震度6強。仙台でも、震度3。
地元の電車も、止まっているだろうし、
参加者の方も、職場や自宅に行くだろうし、
「延期にさせてください」と主催者の方から、
携帯に連絡が入るかなと、思っていました。
とりあえず、自分の指定はパスして、
一番最初に、動き始めた電車に乗りました。
さらに、大宮で、追い越しそうな電車に乗り換えました。
「とにかく、向かう」という方針を決めたら、
あとは、クヨクヨ・イライラしないで、うなぎ弁当を食べる余裕でした。
幸い、指定をパスしたおかげで、
現地の講演は、定刻通り始められました。
みんなも、集まってくれていました。
「中谷さんが、延期しようと言い出さないか、ハラハラしていました」
主催の忠海佐知さんのほうが、逆の心配をしていたのです。
地震に慣れている宮城の人たちは、
震度3なんて、へっちゃらで、スタッフはみんなニコニコでした。
講演ツアーをするということは、台風に遭うということでもあり、
地震に遭うということでも、ありました。

                        彰宏より。
P.S.
2つの大きな自然の運動会に出合えて、
負けずに、がんばろうというエネルギーがますますわいてきました。