ボールルームダンス理論で、絶叫マシンを楽しめるようになった。
(タワー・オブ・テラー)
親愛なる君に

言い訳できずに、
「インディ・ジョーンズ・アドベンチャー:クリスタルスカルの魔宮」
に、乗りました。
いきなり、強烈な左右の横ブレがきました。
この瞬間、僕の体が、反応しました。
(あっ、この感覚は、何かに似ている)
僕が、日常的に感じているものです。
(あっ、これは、ボールルームダンスだ)
次の瞬間、僕の体が、ぐんと高く伸びました。
ボールルームダンスでは、バランスを取る時、
力に逆らわずに、上に伸びることで、重心を安定させるのです。
左右に持っていかれた体を、取り戻そうするから、
余計、体がブレてしまうのです。
背筋を伸ばすと、左右の横揺れに、体をとられなくなりました。
まわりの景色も、よく見えました。

これに勢いをつけて、いよいよ「タワー・オブ・テラー」に。
はたして、左右のブレには対応できた
垂直落下に、ボールルームダンス理論は、通用するか。
落下する時、僕は、ぐんと、体を上に伸ばしました。
すると、落下しながら、はるか浦安のきれいな夜景が見えました。
これまで、怖いから、つい、体をすくめていました。
それで、ますます、怖かったのです。
ボールルームダンスをやっていて、良かった。
花岡浩司先生に、感謝です。
記念写真も、ボールルームダンスをしている時の表情でした。

えらそうなことをいってるようだけど、
ボールルームダンス理論で、怖くなくなったのではありません。
やっと、普通の女の子と同じように、楽しめるようになった48歳でした。

                        彰宏より。
P.S.
これでも、もう、絶叫マシンに誘われても、
「鞄もって、待っててあげる」って、言わずに、一緒に乗れます。