芸術は、ハーレムで成熟した。
(トプカプ宮殿の至宝展)
親愛なる君に

「トプカプ宮殿の至宝展」@東京都美術館に、行って来ました。
僕が、一番関心を持ったのは、トルコ王朝のスルタンのハーレムで、
いかにして芸術が成熟したかということでした。
ハーレムというと、酒池肉林のイメージが先行するけど、
実際には、王様の寵愛を得るために、
文学・美術・衣装・音楽・教養など、
貴族の姫君たちが、競い合って、芸術を高めあっていたのです。
ファッションひとつとっても、ハーレムで生まれたデザインが、
しもじもに広まっていったのです。
扇子が、ひそかな男女のやり取りの合図になっていたのは、
フランスのルイ王朝とまったく同じだったのには、感動しました。

                        彰宏より。
P.S.
夏休みで、子供たちもいるので、ハーレムについては、さらりと流していますが、
今度は、未成年立ち入り禁止で、
温泉場の秘宝館ののりでなく、きちんとハーレム芸術展を、ぜひ観てみたいです。