1冊の本が、住む街を決める。
(小まめさんねえさん&繁子さんねえさん)
親愛なる君に

『祇園うちあけ話』(PHP文庫)を、読みました。
面白かった。
サブタイトルは、「お茶屋のこと、お客様のこと、しきたりのこと」。
書かれたのは、三宅小まめさんねえさんと、森田繁子さんねえさん。
芸舞妓さんの本は、たくさん読んでますが、
この本が、面白いのは、
花街のマナーや裏話だけが描かれているのではないところです。
小まめさんねえさんと繁子さんねえさんの、
人生観や恋愛観が、描かれているところです。
軽く読み始めたのに、ぐいぐい引き込まれました。
これは、見事な恋愛物語です。
『夕刊フジ』の読書欄で、推薦しました。
あとがきを見て、ずっと一緒に本を作ってきた瀬間芳恵さんが
編集した本だと、わかりました。
この本を、高校生の時代に読んでたら、
僕は、大学を、京都にしていたと思いました。

                        彰宏より。
P.S.
いつか、京都に住むことになるかもしれないとまで、
思わされました。