稲川さんの怪談を聞くと、自分自身が霊になっている。
(稲川淳二さん『ミステリーナイトツアー2007』)
親愛なる君に

稲川淳二さんの『ミステリーナイトツアー2007』(@日本青年館)
に、今年も、行ってきました。
セットの赤いチャンチャンコが、怖いなあと思って見ていたら、
なんと、稲川さんが、今年、還暦とのこと。
僕と、あまりかわらないと思っていました。
楽屋で、近くで拝見しても、若い。
稲川さんの怪談を聞く時、一番、怖いのは、
隣の席です。
(隣に座っている人が、霊だったらどうしよう)と考えてしまいます。
隣の席が、空いているのも、想像をかきたてられて、怖い。
そう考え始めると、後ろの席も、怖い。
きっと、隣や前の席の人も、僕のことを怖がっているに、違いありません。
稲川さんの「おも・こわい話」(面白くて、怖い話)を聞きながら、
いつのまにか、自分自身が、霊になってしまっています。

                        彰宏より。
P.S.
稲川さんの話は、何度も、思い出して楽しめます。
1年間、楽しめるだけでなくて、
何年も前の話でも、何度でも、思い出して、怖いのです。