お祭りは、ストイックであればあるほど、かっこいい。
(岸和田だんじり祭)
親愛なる君に

岸和田のだんじり祭に行ってきました。
コシノアヤコお母ちゃんのお宅の最高の観覧席で、楽しみました。
岸和田の駅に着いて、太鼓の音が響き始めた時、
心臓も、ドキドキを始めました。
ヒロコ姉ちゃん、ジュンコさん、ミチコちゃんの3姉妹も、一緒。
東京からも、観に来られていました。
地元の僕としては、だんじりの本当の凄さを味わってほしい。
だんじりの醍醐味は、急スピードで、
曲がり角でやりまわしをすることだけではありません。
「けれんの中のストイックさ」です。
引き手は、自分の好きな女の子に、チラッと一瞬、片方の目で
目線を交わしながら、そ知らぬ顔で、集中していてほしい。
そこに、なんともいえない色気があるのです。
決して、ギャラリーに、とまって、手を振りながらするような、
ちゃらい世界ではないのです。
13台あるだんじりの中でも、やっぱり、
気合の入っているのと、だらけているのがあります。
初めて観る人には、ぜひ、気合の入っただんじりを観てほしい。
かたくなすぎることかもしれないけど、
そんなことにこだわること自体、地元民のDNAと思って、許してください。

                        彰宏より。
P.S.
太鼓は、「春木南」のだんじりが、ずば抜けていた。
これを観るだけでも、行った甲斐がありました。